R_26haruの日記

北海道の学生の雑記。お手柔らかに。

北海道大学での生活1(初めての共学)

1年生は個人的に黒歴史が多いがその分かなり成長した。

1男子校と自己評価

はっきりいって女子との免疫が皆無だった僕は、自分の将来を憂いていた。

 

人特に、女性と話すのが苦手な様子では、将来結婚もできないどころか、人生の様々な面で損するに違いないと。

 

男子校高校時代、女子と円滑なコミュニケーションをとる訓練の一貫として、何度か、好きでもない他校の女子と映画に行ったりしていた。

しかし、キスも手を繋ぐことも結局なされなかったので、大した訓練にはならなかった。笑

 

そんなこんなで、初対面の人間とは、特に女子とは目を見て話すことも、ジョークもかますことも出来ない情けない大学一年生が出来上がっていた。

 

コミュニケーション能力の重要性は理解していたので、これはヤバイ、、、と緊急アラームが鳴り響いていた。

 

なんでも慣れ!慣れには試行回数が必要!というコンセプトでコミュニケーションにのぞんだ

2ともだち作り

我が大学には一年生時、「クラスマッチ」「大学祭」の二つにクラス単位で参加し親睦を深めるという伝統がある。

1クラスは大体50人でクラスLINEなどが作られ、打ち上げなども催される。

 

ところで当時の僕は友達自体できるのかかなり不安視していた。

 

僕は新しいコミュニティー独特の探り合いのコミュニケーションを好いておらず、半ばげんなりしていた。

 

なので捻りはちまきを巻いてクラスのオリエンテーションに参加した。

 

3クラスオリエンテーション

これから大学生活の流れの説明と、クラスの役員を決めるクラスオリエンテーション

どんな服装でのぞんだかは定かではないが、おそらく赤いトレーナーだったと思う。珍しくハンカチなんかを持っていたことは覚えている。

 

階段式の講義室で4列ある長テーブルの、黒板を向いて左から3列目前から2行目の席であった。目の前にはメガネをかけたアニメ好きそうな二重の青年。

通路空間を挟んで左手には、茶髪で二重のえらく綺麗な女性が座っていた。

 

もうこの時点で女性からどう思われているかを気にするレベルの神経過敏キモ男だった。仕方ないのだ。

 

黒板を向いて右端の人間から起立して自己紹介が始まった。

辻仁成の小説で「初っぱな目立つのはご法度」ということを知っていたので、ここは先人に習い、手堅くふつうの自己紹介を行った。

手は震えていた。

 

一連の説明が終わりしばしの休憩時間。

目の前の男に喋りかけようか迷っていたその時。

 

目の前の男がくるりと勢いよく振り向いて、僕に話しかけてきた。

彼の口には笑みが浮かんでいた。

インドアな様子で大変話しやすかった。友達一号ということだ。

 

4クラスの役員に

ところで「クラスマッチ」とは、いっていまえば体育大会みたいなもので、赤チーム、青チーム、緑チームにクラスごとに分類され行われる。もちろん参加は任意だ。

異色のメニューとして創作ダンスを他クラスと合同で行うということだ。

 

クラスの役員決めの時、さっき喋った男とクラスマッチ委員というものに立候補した。

 

まあ委員になっとけば友達くらいできるだろうという魂胆である。

 

四人選ばれた。オリエンテーション終了後、四人が顔合わせしクラスLINEを作成した。

顔合わせの時、「はるちゃーん、よろしくね」と馴れ馴れしく肩を組んできたやつがいて第一印象が気に食わなかったが、今では定期的に飲みに行くほど仲が良い。

硬派で良いやつなので、今思い返せば笑ってしまう。

 

5良い人に

こうして役員になったことで必然と個人LINEをする口実や機会は増えた。

はっきりいって女性とはどう接していいかわからなかった。

一つ言えることは、女子からLINEがきてるとそれだけで超嬉しいということ。

すげえええ!てなってめっちゃどきどきしてた。笑

 

とりあえず分からないから、「良い人くん」になることにした。

全体会議で忘れ物してたら、落とし主探してあげるとか、全体LINEでスルーされている人がいたら返信するとか「良い人くん」になるようにした。

 

「良い人くん」で過ごすうちにいろんなことを学びまくった!

6年間の遅れを取り戻すような感覚だった。

 

6良い人くん

良い人くんを選択するのはやめておいた方がいい笑

かなり痛いやろうだからだ。かなりキモい。

 

生来からの良い人なら問題ない(そもそもそういう人の周りには人が集まると思うが)

 

僕のような凡がおせっかい役をするのは大変ダサいと思った。

なんてったって、下心があるはずなのに、ないふりをして、それでいて大胆な行動に出れないスーパーチキンこじらせ野郎だからだ!

 

しかし、役職を持ち、おせっかいボーイになるのは、様々な人間と交流できるのでコミュ障の修行期間としては悪くないと思った!

 

7その他訓練

学外での訓練。

入学直後の4月に国際交流パーティーというススキノで開催されている外国人が8割のクラブに突撃したり。

片思いをしたり。

飲みに行った後、女性の言外の誘いに気づけず好機を逃したり。

 

たくさんの後悔や黒歴史があるが、対人関係においてこの上なく成長できたと自負してます。

 

妹には絶対に共学に入ってもらいたい!!!いじょうです。